1995年に復刻コレクションのひとつとして誕生して以来、さまざまなレプリカ時計モデルを展開してきた「ヴィンテージ 1945」ですが、その歴代ラインナップの中でも、特に印象は深いのが、現行モデルである「ヴィンテージ 1945 XXL ラージデイト&ムーンフェイズ」でしょう。
このモデルの何よりの特徴は、透明なブルーのポリクリスタルを用いたダイヤルであります。この透明な文字盤によって、本来であればダイアルの下に隠されるはずの日付表示ダイアルや月の満ち欠けを示すムーンフェイズ表示のディスクとその動きまでもが、つぶさに観察できます。これが大きな特徴なのであります。
そして、このブルーの透明ダイアルにあわせて、しっとりとした質感のブルーのアリゲーターストラップがセットされていることも、このモデルの魅力を倍加させています。
透明なダイヤルから見える精緻なメカニズムとブルーのカラーリングが織りなす宇宙を思わせるポエティックな表現。この特別な仕様が、単にメカニズムの面白さだけでなく、人と機械をつなぐ詩情豊かな表現へと昇華していることが、なによりの魅力なのであります。
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